人事屋Ryoのモチベーション工場

人事屋Ryoのモチベーション工場

仕事術・人生術を中心に、人生のモチベーションUP情報をたっぷりお届け!

【会話術】相手の"愚痴"に対してあなたが取るべきたった2つの対処法 ~超一流の雑談力「超・実践編」に学ぶ~

 

こんにちは、Ryo(@Ryo_motivation1)です。今回は、「相手の"愚痴"に対してあなたが取るべきたった2つの対処法」というテーマでお話します。

 

「愚痴」に対して、みなさんはどんな考えをお持ちでしょうか?

  • ストレスをためないために愚痴は必要だ
  • 愚痴ってる暇があったらやるべきことに時間を使うべき
  • 共通の敵の愚痴を通して一体感が生まれるときもある
  • 愚痴ってばかりだとめんどくさいと思われるからやめたほうがいい

......などなど、いろんな意見があるかと思います。

 

この記事では、あなたが愚痴ることの賛否は論じません。ただ、愚痴られたときの対応って、結構神経使いませんか? しっかりと聞きながら相手への共感を示さなければならない一方で、ネガティブな話を聞き続けるのは大変です。特に誰かの悪口だったりすると尚更ですよね。

 

今回は、そのような愚痴への対処法についてお話します。昨日配信した「"お偉いさん"との距離がグッと近づく会話術」と同じく、安田正さんの『超一流の雑談力「超・実践編」』の内容から、特に実践的で即効性があり、ぜひ紹介したいと思ったものを記事にしました!

 

 超一流の雑談力「超・実践編」のAmazonリンクはこちら↓↓

超一流の雑談力「超・実践編」

超一流の雑談力「超・実践編」

  • 作者:安田 正
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 本書を紹介した過去記事はこちら↓↓

ryo-motivationup.hatenablog.com

 

"愚痴"は"信頼"の証拠

なぜ人はあなたに愚痴を言うのでしょう? 普段よく愚痴られる方ならお分かりかと思いますが、愚痴られるということは、あなたが信頼されている証拠です。普段おおっぴらには言えないことを発散するために愚痴るのであり、その相手はおのずと仲の良い人に限定されてきますよね。

 

愚痴られたとき、「信頼されている!」とちょっぴり嬉しく思っていいでしょう。ですが一方で、その愚痴への対応を間違えてしまうとどうでしょう? 大切な信頼関係が崩れてしまう危険がありますよね。

 

「あの人は自分が困ったとき、愚痴も聞いてくれなかった。」などと思われないためにも、愚痴への対応テクニックは知っておいて損はないと思います。

 

本書では、愚痴への対処法として、大きく2パターンあると述べられています。

それは、相手の愚痴り方に応じて「深入りするか、引くか。」の二択です。それでは詳しく見ていきましょう!

愚痴への対処法①:相手に寄り添い深堀りする

まず一つ目が、相手の愚痴に深入りしていくパターンです。

本書で登場する例ですが、例えば取引先の部長が

「近ごろ、部下の努力が足りていないきがするんだよねえ」

と愚痴り始めたとします。

 

このとき、一番よくないのが、一緒になって部下の批判をしてしまうことです。これがやってしまいがちな失敗で、「相手が批判している対象を批判しない」ことが鉄則のスタンスだと述べられています。

 

ではどうすればいいか? 答えは、相手をフォローしつつ話を聞くことに徹することです。この例でいえば、

「○○さんがそんなことをおっしゃるなんて、よっぽどなんですね」

といった具合に、相手のことも、相手の愚痴の矛先の方も、どちらに対しても批判しないように気を付けましょう

愚痴というのは相手の「課題」が言葉に出たものです。課題を抱えた相手に対して、その苦労に共感する気持ちを、相手に向けて表現してあげればよいと思います。それだけで、相手から「わかってもらえた、話してよかった」と、より信頼してもらうのには十分でしょう。

愚痴への対処法②:理解を示しつつスルーする

対処法①では、相手に寄り添い、共感を示すことが大切だとお伝えしました。ただ一方で、深入りしない方がいい愚痴もあります。簡単に言うと、「どんどんエスカレートしそうな愚痴」に対しては、深入りするべきではありません

 

取引先の部長の例でいうと、部下の努力が足りていないという愚痴に続いて、具体的な不満を言い出したり、愚痴の対象が拡大して若い世代全体への批判に及んできたら危険信号です。そのまま共感を続けてしまうと、いつの間にか自分も愚痴に参戦してしまい、不満合戦のような生産性のない会話に陥ってしまいます。

 

その際は、相手の話に一定の理解は示しつつも、うまくスルーして話題を変えるように誘導しましょう。「え、そんなの難しくないですか?」と思われるかもしれません。確かに、相手が興奮しつつあるところで話題を変えるのにはコツがいります。

 

話題をスライドするうえでは、

  • 話題の中心を愚痴の対象から別のものにすり替える
  • 相手の愚痴っている課題の解決につながること

を話題として考えるといいでしょう。

例えば、部下の仕事ぶりに不満がある部長に対しては、

「そういえば、ゆとり世代向けの研修が流行っているみたいですよ!」

といったように、話題の中心を「努力しない部下」から「最近流行りの研修」へとスライドさせつつ、「部下に頑張ってほしい」という課題解決につながる話題を探すわけです。

 

相手にとってもメリットになる話題のため、相手にとっては話を遮られた感が少なくて済むため、スムーズに話題を変えることが可能です。

 

このように、危険な愚痴に対しては、相手にメリットのある話題へと導いてあげるのがよいでしょう。

雑談は健康的な話題が一番!

本書では、チャプターの終わりにこう述べられています。 

最終的には発展的なところ、健康的な話題に落とし込むのが一流の雑談です。

適度に相手に理解を示し、「よき理解者である」という印象をつくることができれば、それ以上は踏み込む必要はありません。

雑談は、楽しい話が一番ですよね!

愚痴には適度に共感しつつ、エスカレートしないようにスルーできる力を身に付けることが、健全なコミュニケーションにつながります。今回の内容が、明日からの楽しい話を増やすことにつながれば幸いです!

 

ではまた!